皆さま、こんにちは。

災害が起きたとき、必要な支援を、
必要としている一人ひとりへどう届けるか。

支援を最後の一人まで届ける「ラストワンマイル」は、
私たちが向き合っていきたい大切な課題です。

今回は、災害関連死ゼロを目指す新たな取り組みと、
そのモデル事業への採択についてお知らせします。

■「ゼロへの挑戦」が、モデル事業に採択されました

このたび、一般社団法人社会課題解決支援協会を幹事者、
有限会社NETSManagementを共同申請者として
応募していた、次の事業が採択されました。

「令和8年度実施(令和7年度補正予算)
半島防災等促進モデル事業」

今回の実証テーマは、
「紀伊半島の孤立集落における
『平時登録情報×地域の支え合い』による
発災直後72時間の初動支援モデル実証」です。

災害が起きた直後の地域で、
日頃からの情報と人のつながりを、
どのように支援へ結びつけられるかを確かめていきます。

■災害が起きてから、一から調べるのではなく

目指しているのは、災害が起きてから
一から情報を集めるのではなく、
平時から持っている情報に、
発災時の「変化」を加えていくことです。

普段の状況が分かっていれば、
災害によって何が変わり、
どのような支援が必要になったのかを考える
手がかりになります。

その人ができること。
地域でできること。
行政につなぐべきこと。

それぞれを整理し、行政による支援が十分に届くまでの
「支援の空白」を、地域のつながりで
少しでも補えるかを実証していきます。

■「助ける人」「助けられる人」を固定しない

もう一つ、大切にしている考え方があります。

それは、「助けられる側」と「助ける側」を
固定しないことです。

高齢の方や障害のある方など、
普段は支援を受ける可能性がある方も、
その時の状況や、できることによっては、
誰かを支える側に回ることができます。

支援が必要なことと、
誰かの力になれることは、同時に存在します。

一人ひとりの状況と、できることに目を向けながら、
無理なく支え合える仕組みを考えていきます。

■人のつながりと、電源・通信の両面から

今回の実証では、
「命のカルテ(sitte)」と「たすけAI」を通じた
情報と人の接続に加え、
停電や通信途絶を想定した
電源・通信の補完についても検証します。

一般社団法人社会課題解決支援協会が、
人・情報・支援のつながりを中心に実証全体を進め、
有限会社NETSManagementが、
電源・通信・現地実装を支えます。

さらに、消防、防災、バリアフリー、福祉、
薬・服薬、教育・研究など、
各分野の団体・関係者とも連携していきます。

地域の支え合いを、行政や専門機関の支援につなぎ、
実際の地域で使える仕組みに近づけていく取り組みです。

■知っているを、使えるに。つながりを、備えに。

私たちが掲げるのは、
「ゼロへの挑戦」― 災害関連死ゼロを目指して。

日頃から知っている情報や、人とのつながりを、
いざというときに使える備えへ変えていきたい。
その思いを、今回の実証につなげていきます。

実証地域や具体的な内容が決まり次第、
現地での取り組みや進捗もお伝えしてまいります。

これまで関わってくださった皆さま、
協力・助言をいただいた皆さまに、
改めて感謝申し上げます。